2月に入りました。大手企業の採用活動解禁まであと1ケ月。インターンや企業情報あつめ、エントリーシート、面接対策。やることは沢山あると思いますが、業界研究というのも重要な話ですよね。
住宅業界が抱える課題
シップが携わっている業界は、住宅関連業界。今大きな問題になっているのは、少子高齢化による住宅需要の変化。それに伴い、新築着工棟数の減少、空き家の増加、温熱環境による健康被害、地球温暖化対策などなど、他業界も絡んでもいる大きなテーマを抱えている業界です。
先週は、新潟に行っていました。目的は顧客訪問。計画を確認、実行した結果を検証して、改善して、次期計画を立てて実行スケジュールを組む。そんなことをさせていただいています。もちろん中心はWEB周りのコンサルティングですが、それだけでは解決しないことの方が多いです。
写真は顧客の物ではないですが、上越新幹線の車内からとったものです。冬時期は線路内のスプリンクラーが稼働していて、ばしゃばしゃ水を撒いています。この音を聞くと、新潟に行くんだなぁと思います。
さて、そんな新潟への新幹線の停車駅で「越後湯沢」という駅があります。僕の年代でもぎりぎりわかるくらいの有名駅です。何で有名かというと、スキーですね。僕は1980年生まれなので、子供のころに「私をスキーに連れてって」という映画が大ヒットしていました。子供ながらに、その周辺プロモーションのCMなどをみて、「楽しそうだなぁ」と思っていました。
ブームの最盛期は、1993年。1800万人以上の人がスキーを楽しんでいたようですね。
82年の上越新幹線開業、85年の関越自動道全線開通に加え、バブル景気下の87年に公開された映画「私をスキーに連れてって」の大ヒットにより、国内はスキーブームに沸きました。
http://blog.rcn.or.jp/skikyaku/
しかし、バブル崩壊以降、スキー人口は減り始め、90年代後半から増加したスノーボード人口も現在は減少しています。そのため、国内のスキー・スノーボード人口はピークであった93年の約4割の水準にまで落ち込んでいます。
価値がないリゾートマンション
こんなスキーブームを背景に1990年代に越後湯沢には高級リゾートマンションが多く建設されました。但し、バブルが崩壊。その後スキー需要も激減の中で、多く建設されたマンションの現状はどうなっているのか?
上記の物件。販売価格が10万円。家賃じゃないですよ。10万でマンションが変えるんです。すごいですよね!ただ、これが問題なんです。詳しくは下記の記事より。
バブル崩壊後、マンション住民が高齢者に変化
新潟県湯沢町は1985年に上越新幹線が上野に乗り入れ、関越自動車道も全線開通し、年間1000万人を集める観光地になった。首都圏から気楽に行けて、スキーと温泉が楽しめる。バブル景気に乗って、リゾートマンションは93年までに58棟、計約1万5000戸も造られた。不動産情報会社の東京カンテイによると、全国のリゾートマンションは約8万戸なので、2割近い。しかし、スキーブームは去り、供給過剰で価格は暴落した。
1戸1万円!? 越後湯沢発、リゾートマンション価格暴落という大問題 http://bunshun.jp/articles/-/5325
人が住まない家がある。こんなことは思っても見ないことですが、実際にあります。これも一種の空き家問題ですが、様々な場所で起きている現実です。ただ、そこで生活されている方ももちろんいる。
僕が生まれた場所は、人口300名ほどの田舎です。幸いなことに、人も増えているので、限界集落ではないのですが、田舎出身だからこそ、知っている事実もありますし、この問題を解決したいとも思っています。住宅業界が抱える問題、放置はできませんが、一朝一夕では解決につながりません。ただし、多くの人が問題を認識して、地域ぐるみで問題を解決していく。そのお手伝いや一躍担うことがシップを通じてできればと思い、日々仕事をしています!
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